2スト用の 「 自作インジェクションコントローラー 」 ( インジェクション化 )の
お話しの続きです。( 4ストにも使えます )
今回は FI化に必須のインマニとスロットルボディーのお話し。

↑ グロム用のインマニとスロットルボディー
これを使用します。
グロム用を選んだ理由は以下のとおり。
1.場所を取らないスマートサイズ
2.シンプルで余計な物が無い
3.口径が豊富 ( 22、24、26、28.5、30、34 )
4.アクセルワイヤーの可動距離がオイルポンプ側と同じ
5.コネクターが入手しやすい

↑ インマニとスロットルボディーを分割したところ
↑ スロットルボディーの長さは、約 4cm ほど
同口径のキャブの半分以下ぐらいしかないですね。

↑ シンプル構造
付いているのはアクセル開度センサーとアイドリング調整用の
ソレノイドバルブ ( ファストアイドルソレノイドバルブ )、
そしてキャブ派にも馴染みやすいエアスクリューがある。
このエアスクリューは、キャブと同様の仕組み。

↑ これはディオ 110 ( JF31 )用
グロム用のスロットルボディーは口径が 24mm 。
ディオ 110 ( JF31 )用は、ほぼ同じ形状で口径 22mm 。
取付穴位置が 3mmほど違うが、1.5mmずつ長穴加工すれば
グロムのインマニに取付可。
このほか、純正 24mm の口径を 26mm や 28.5mm に拡大加工を
してくれるショップもあるし、社外品ですが 30mm や 34mm の
ビッグスロットルボディーもあります。
これだけサイズが揃っていれば、様々な排気量に対応出来るし
セッティングにも困らないでしょう。
それにキャブだと口径が変わると性能やクセも変わっちゃう事が
よくあるけど、これならそういった心配は無いですね。

↑ グロム用スロットルボディーのワイヤーの可動部分
オイルポンプと同じく半径が 15mm で、約 90度ほど動きます。
ビッグキャブを装着する場合はワイヤーの可動距離が変わって
しまうので、その調整が厄介だと思いますが、これを使えば
その心配も無用です。
ワイヤーが固定出来るように少々改造を加えるか、もしくは
純正アクセルワイヤーの分岐部分で両方ともオイルポンプ側に
繋ぐワイヤーを取り付ければ良さそうです。
さもなければ、オイルポンプ側のワイヤーをこちらに取り付けて
ここからショートタイプの他車用ワイヤーを使ってオイルポンプ側を
引っ張っても良いと思います。( 2本ワイヤーが付くので )

↑ コネクター
中古ハーネスを買って必要な部分だけ使っても良いですし
新品コネクターも普通に売られている。
ちなみにディオ 110 ( JF31 )用の中古ハーネスが流用できて
入手しやすい。

↑ 新旧グロムのインマニ比較
基本的に同サイズ。
新グロム ( JC75 ) のほうは、ホースジョイント付きなので
2ストオイルホースが無加工で付く。